- 世の中の主婦がどれくらい夫に内緒で借金しているか気になる
- 生活費をカードローンでやり繰りしているけど不安しかない
- 夫にバレずに借金問題を解決する方法を知りたい
家計をやり繰りする主婦であれば、これまでの生活水準を維持するために借金せざるを得ない状況になってしまうこともありますよね。
そんな時に便利なサービスが「カードローン」や「クレジットカードのリボ払い」です。私たちの身近には“簡単に借金できる仕組み”がありふれています。
本ページでは「主婦の借金事情」と「夫にバレずに借金問題を解決する方法」について解説します。
【主婦の借金時効】夫に内緒の借金額:第1位は10~50万円

「夫に内緒で作った借金」のアンケート調査結果
- 5~10万円:10.7%
- 10~50万円:42.9%
- 50~100万円:10.7%
- 100~150万円:7.1%
- 150~200万円:3.6%
- 200万円以上:25.0%
上記アンケートは「夫に内緒で借金をしたことがある主婦」の回答をまとめたものになります。ちなみに、現在の私は借金ゼロです。
借金をしないと生活費が回らない家計は意外にも多いのかもしれません。
10~50万円という金額はかなりリアリティがありますよね。消費者金融のカードローンやクレジットカードを持っていれば、容易に借金できる金額です。
また、このアンケート調査結果を裏付けるような調査結果が日本信用情報機関(JICC)によって報告されています。
ちょっと見にくいかもしれないので、重要な数字を以下に抜粋します。
- 消費者金融に借入残高がある人数:1,015.8万人
- 一契約あたりの借入残高:57.4万円
つまり、2021年7月時点の統計データによると、1,000万円以上の人が消費者金融のカードローンを利用しており、その借入残高の平均額は57.4万円ということです。
消費者金融を利用できる年齢が18歳以上であることを考慮すれば、日本人の7~8人に1人の割合が消費者金融から50万円以上の借金をしていることになります。
高校のクラスメイトの中に5人くらいはアコムやアイフルなどの消費者金融を利用しているってことになりますね。
このデータには私の知り合いのように、夫に内緒で借金をしている主婦も多く含まれているかもしれません。他人事ではない気がして心配です。。
主婦が借金する理由とは?
毎月の世帯収入が安定的に高水準を維持できれば、家計のやり繰りなんて気にしなくても問題ありませんが、必ずしもそういう状況ばかりの世帯ばかりではありません。
そんな時に便利なサービスが「カードローン」や「クレジットカードのリボ払い」です。私たちの身近には“簡単に借金できる仕組み”が整い過ぎています。
生活費の補填
毎月1~2万円分の生活費を補填するために一時的にカードローンを利用している人は少なくないかもしれません。しかし、一度借りたら抜け出せなくなってしまうのがカードローンの怖いところです。
始めは利用するのを躊躇していたはずなのに、今ではカードローンの利用枠を預金残高を預金残高と同じように扱い始めているのではないでしょうか。
1~2万円の生活費の”補填”のつもりが「生活費そのものをカードローンでやりくりしている」という状況になってしまっているケースも珍しくはないかもしれません。
教育費
子供を持つ親としては、子供の教育費用はなんとしてでも確保したいものです。親の都合で子供に不自由されるわけにはいきません。
- 家計は苦しくても子供には習い事を続けさせたい
- 高校、大学受験のための塾代が足りない
- 子供の大学授業料を支払わなくちゃいけない
子供の教育や家計に関して協力的な夫であれば、相談できるかもしれませんが、そうでなければ1人でなんとかしなくちゃいけませんよね。
浪費・買い物・ギャンブル
夫や家事のストレスから、ブランド品などを衝動的に購入するようになったり、FXに夢中になって借金を作ってしまうケースも珍しくはないでしょう。
自分の許容範囲を超えた借金をしてしまうと、金銭感覚が狂ってしまうものなのでしょうか。私の場合は、プチッて糸が切れたようにおかしくなりました。。
夫や家事にストレスを感じている主婦は多いと思います。そのストレスを解消先が浪費に向かってしまい借金を抱えてしまうケースも多いと思います。
※女性の場合は買い物でストレス発散する傾向があるのではないでしょうか

※借金は放置すると状況は悪化するだけ…
夫にバレずに借金を解決する方法
「夫に黙って借金などけしからん!」っと声が聞こえてきそうですが、借金する事情は様々ですし、赤の他人の言うことを気にする必要もありません。
出来ることなら、借金のことを夫に打ち上げて二人で解決するのがベストだと思いますが、夫婦だからといってすべてを打ち明けられるものでもありませんよね。
さて、夫で内緒で借金問題を解決する方法を3つ紹介しします。
- 働く&副業する
- 公的機関に相談する
- 弁護士に相談する
これはあくまで1つの提案です。言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか大変ですので、必ずしもおすすめはしません…。
では、1つずつ解説します。
働く&副業する
専業主婦ならパートを始めることで借金問題は解決するかもしれません。
ただし「すでに働いている上で返済に困っている」もしくは「子供がいるので外に働きに行けない」という事情がある専業主婦の人もいるはずです。
その場合は、在宅で副業を始めてみてはどうでしょうか?
主婦という本業をしつつ、隙間時間を有効に使えば、大きな金額ではないにせよ、副業収入を得ることも難しくありません。
以下は、“とりあえず始めてみるべき自宅でできる副業”たちです。
在宅でできる副業例
- メルカリ転売
- LINEスタンプ販売
- Webライター
- Kindle本出版
- 動画編集
- ブログ
副業には向き不向きがあります。そして、継続しなければ収入を得ることはできません。
そのため、自分に合った“続けやすい副業”を選ぶことが重要。「継続は力なり」って副業にピッタリの言葉です。
公的機関に相談する
家族・両親に相談するのが一番良いと思いますが、それができないからこそ、悩んでいる人も多いと思います。とはいえ、借金問題は1人で悩んでも解決するのは難しい問題です。
でも、誰かに相談することで解決に近づくことは確かです。身近に相談できる人がいなければ、公的機関を利用してもいいかもしれません。
知り合いではない第3者になら相談しやすいこともあるので。以下に無料で相談できる公的機関を3つご紹介しておきます。
日本貸金業者協会
日本貸金業協会では、借金問題全般の相談窓口を設けています。
相談内容
- 借入に関するご相談、債務相談
- 貸金業者とのトラブル・苦情の申立て
- 紛争解決手続(ADR)【有料】
弁護士が仲介役となり貸金業者とのトラブル解決(和解)を調整する。 - 生活再建支援カウンセリング
- 貸付自粛制度
相談先:日本貸金業協会 相談窓口
日本クレジットカウンセリング協会
日本クレジットカウンセリング協会の「多重債務ほっとライン」では、借金問題全般の相談、カウンセリングだけではなく、以下の3つの取り組みを実施しています。

連絡先:日本クレジットカウンセリング協会 多重債務ほっとライン
特定調停
特定調停とは、債務者の申立てにより、裁判者が債務者と債権者の仲裁を行い返済計画の見直しを図る手続きです。
任意整理や自己破産などの債務整理をするには弁護士費用が必要になりますが、特定調整は自己負担ゼロで裁判所に調停を申し立てすることができます。
特定調整では、債権者の了承が得られれば、任意整理と同じように借金が減額されるケースもあります。
ただし、裁判所が仲裁するとはいえ強制力はないため、必ずしも債権者が調停申し立てに合意するとは限りません
弁護士に相談する
借金問題は、法律の専門家(弁護士や司法書士)に相談するのが一番の解決策となります。
詳しくは以下のページをご参照くださいませ。
≫【朗報】20代1人暮らし独身女性は自己破産してもやり直せる!借金200万円で詰んだ体験談
とはいえ、主婦の方が自己破産するためには旦那さんの強力が必要になります。もしくは、借金の理由によっては自己破産できないケースもあります。
「夫だけではなく、誰にも知られずに借金問題を何とかしたい」場合は『任意整理』をすることで、借金は減額できる可能性があります。
任意整理とは、弁護士あなたの代理人となって債権者(クレジットカード会社や銀行)と話し合いにより借金の減額と返済計画をリスケジュールする手続きです。
任意整理のデメリット
任意整理の場合、借金は利息分のカットによる減額が行われるため、返済義務が免責されるわけではありません。
借入元本のみの返済を3~5年で完済する返済計画にリスケジュールされます。
そのため、借金が全額免責される自己破産よりも、デメリットは小さく済みます。任意整理の基本的なデメリットは「ブラックリストに載ること」です。
任意整理の主なデメリット
- ブラックリストに登録される
【補足】異動が記録されると…
- クレジットカードが作れなくなる
- 新規の借入(ローン)ができなくなる
- スマホの分割払いができなくなる
- 賃貸契約ができなくなる可能性がる
上記のデメリット(制限)が解かれるまでに5年~10年かかります。
任意整理の流れ
ざっくりと以下の流れで任意整理は進みます。
弁護士(もしくは司法書士)に依頼した時点で、弁護士があなたの代理人になって手続きをすすめるため、依頼後は“和解の報告を待つだけ”になります。
任意整理の流れ
- 弁護士に相談
※借入状況と返済状況がわかる書類(メモ)を用意しておくとスムーズ - 弁護士に依頼
※依頼後は弁護士に任せれば基本OK - 弁護士が貸金業者に受任通知を郵送(ファックス)
※債権者からの借金の取り立てがストップ - 弁護士が債権者と和解案を直接交渉
※借金の減額&返済計画のリスケジュール - 和解契約が成立すれば元本の返済スタート
※借入元本を3~5年で完済する返済スケジュール
※利息なし
なお、任意整理の費用は1社あたり5万円が相場になります(クレジットカード1社と消費者金融1社からの借金を任意整理する場合は10万円)。

※金利15~18%の借金は返済が難しい…
主婦が夫に内緒で自己破産は難しい理由
「自己破産して借金を全額免責にしてもらいたい」
「でも夫には内緒にしておきたい」
自分名義の財産はないし借金の保証人もいないので、夫は関係ないのでは?と思いたいところですが、残念ながら夫に内緒で主婦が自己破産することは難しいかもしれません。
自己破産の手続きでは「同居家族の収入証明書」を提出する必要があります。これは、妻に内緒で夫が自己破産する場合にも同様です。
さらに、借金の内容によっては、保証人でなくても夫に返済責任が生じるケースもあります。
夫(配偶者)に返済責任が生じる借金とは?
家族の生活維持のためにした借金の場合、主婦名義で夫に内緒で作った借金であっても、夫婦で借金を負担(返済)しなけければならないことが、民法761条で定められています。
夫婦の一方が日常の家事に関して第三者と法律行為をしたときは、他の一方は、これによって生じた債務について、連帯してその責任を負う。ただし、第三者に対し責任を負わない旨を予告した場合は、この限りでない。(引用:民法第761条「日常の家事に関する債務の連帯責任」より)
例えば、足りない生活費を補填するためにカードローンで借金をした場合、夫が保証人に付いていなくても夫婦生活の実態があれば、夫にも返済の責任が生じます。
このような借金を『日常家事責務』と呼びます。
日常家事責務の例
- 家賃
- 自宅の光熱費
- 生活に必要な日用品代金
- 食費
- 子供の教育費
などなど。
借金の使用用途が上記の『日常家事責務』に該当する場合、主婦が夫に内緒で作った借金であっても夫に連帯責任が発生するため、自己破産は認められないかもしれません。
【補足】住宅ローンは「日常家事責務」に該当する?
住宅ローンは夫婦の生活維持のための借金と考えられますが、『日常家事債務』には該当していません。
そのため、連帯保証人・保証人になっていなければ、配偶者が返済できなくなったとしても、他の一方(夫名義だった場合は妻)が返済義務を負うことはありません。
ただし、家賃は『日常家事債務』に含まれるため要注意です。保証人になっていなくても、夫婦生活の実態があれば、配偶者に支払い義務が生じますのでご注意ください。
まとめ:主婦の借金問題の解決方法は任意整理がおすすめ
日本人の多くは借金を抱えている現状を調査データを元に解説しました。主婦であっても例外ではありません。
むしろ、主婦の借金事情は深刻です。まずは公的機関に相談してみることをおすすめします。
借金額が数百万円というなら任意整理をした方が良いかもしれませんが、数十万円であればパート&副業することで、収入を増やせば解決できる問題だと思います。
とはいえ、もし私があなたの立場なら、
- ブログを立ちあげる
- 任意整理をする
- 借金の経緯と任意整理の体験談をブログで発信する
という“ブログ副業”を始めます。
借金は貴重な体験です。同じように悩んでいる人は多くいるため、同じような境遇にある人の話は重宝されます。
そして、自分の体験が誰かの救いになれば嬉しいことだと思いませんか?このブログはそのようなモチベーションで運営しています。
以上。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。